現場で学び、
挑戦して広げる。
次の自分の強みになる。
中日本営業部 名古屋支店 2018年入社 (キャリア採用)
R.T
機転をきかせたフォローが、
信頼関係を深めていく
Q.どんな仕事内容ですか?
溶接材料を中心に、溶接機や溶接ロボット、専用機や自動化設備の営業を担当しています。名古屋を含む愛知県の一部と岐阜県、三重県を担当していて、営業先は販売店が中心です。
ただ、一部のユーザー様と直接やり取りすることも多く、自動化設備の案件では、溶接ロボットシステムや溶接専用機、搬送設備などいろいろなパターンがあります。
そういった製品になると、製造現場にあわせて一品一様になるので、製造ご担当者のご要望を聞くプロセスが必要になるので、現場へ足を運ぶことが多くなります。
Q.商材によって、対応範囲が異なるのですね。
日常的に取り扱う商材に関しては、お客様とも長いお付き合いなので「いつも注文するもの」で通じるような場面もあります。もちろん材料の種類(鉄、ステンレス、アルミなど)に応じた専門知識は必要ですが、基本的には既存の商品提供が中心です。
一方で、設備関係は提案型営業になりますから、設備メーカーとともに現場でヒアリングして仕様を詰める。見積を提出して、受注・納品・フォローまでといった一連の流れを担います。
Q.提案型営業は難しそうですが、それだけに達成感もある?
そうですね。あるメーカー様に溶接専用設備を納品したときのことですが、既存設備の更新用にとご依頼いただいて、設備メーカーとともに細かい動作や安全面の確認まで何度も打ち合わせを重ねました。
それでも納品してみると、100%満足とはならなかった。こちらとしては仕様を満たしているのですが、お客様の環境下で稼働すると「微妙なことだがちょっと違う。ここは改善してほしい」という部分が出てきました。こういった受注設備に関してはよくあるケースですが、どちらが悪いという話でもないので、お互いに歩み寄りながら改善策を見つけていかなければなりません。
そういったアフターフォローをきちんとさせていただいたことが評価につながって、別の工場でも注文をいただきました。あれは大変だったけれど大きな達成感がありました。
「ものづくりのプロ」を
納得させる醍醐味
Q.一番やりがいを感じるときは?
溶接専用設備のような受注設備について、レベルの高い対応が求められるときです。当然ながら、メーカーであるお客様はものづくりのプロですから「この製品を作るためにこんな仕様が必要」とこだわりが強い。その気持ちにお応えするためには、こちらも必死で要望を汲み取らないといけません。だから、必ず現場へ足を運んで、細かくていねいに仕様を詰めていきます。
最初のころは、お客様の求めておられることが理解しきれずに、翌日にまた話を聞きに行くこともありました。
ただ、どれだけ詰めても、納品して現場で稼働させると「ちょっと違う」となることもある。こちらの基準では問題なくても、ユーザー様の感覚はそれ以上のこだわりを持っていることがあるんです。そういう成功の裏にある少し満たされない部分というのが難しくもあり、対応しがいのあるポイントだと思います。
Q.そこが技術商社の存在価値といえますね
その通りです。ただ製品を売って終わりではなく、現場の課題をお客様と一緒になって考え、解決の糸口を探していくのが私たちの役割だと思います。
最近では、木工製品を製造しているメーカーから、「こういう自動化できますか?」という相談を受けました。木工製品を製造する設備は初めてなので正直わからないことも多かったですが、設備メーカーに協力を仰ぎ、いま2年越しで設備化の話を進めているところです。
誰かがすでに持っている答えを届けるのではなく、ゼロから考え、形にしていくというプロセスそのものが商品になります。それに、ひとつの現場で得た知見が、別の案件や別業界で生きてくることもある。試行錯誤は多いですが、そんなトライ&エラーの蓄積もこの仕事のおもしろみです。
Q.まったく違う業界から入社しても、やっていけるものですか?
それは大丈夫。私もまったく関係ない業界から転職しましたから。ものづくりの現場が好きで、人と話すことが好きなら、ぜんぜん大丈夫です。
ただ、分からないことは分からないままにしないことが大切。お客様に「もう一度教えてください」と聞いてもいいし、社内の先輩方もていねいに教えてくれます。
とくに、名古屋支店は少人数ということもあって、何かあってもみんなで協力しながら対応しています。
溶接の知識ゼロでも、
先輩方にていねいに教えてもらった
Q.仕事内容はどうやって学びましたか?
初めは、この業界のことはまったく知識も技術もゼロでしたから、先輩社員の打ち合わせや設備案件に同行して、何をどう話しているのかを横で見て学ぶ日々でした。
入社後に配属された関西支店には、大ベテランの先輩方が多く在籍していて、それぞれに専門分野を持っておられる。ていねいに教えてくださるだけでなく、自分の専門外のときは「それはあの人に聞けばいい」とちゃんと道筋を示してくれる。いろいろな人に教えてもらって、非常に勉強になりました。
Q.先輩から学んだことが、今に生きていると。
入社1年目にはじめて自動設備を受注したときも、正直いって何をどうしたらいいのかさっぱり分からなかったのです(笑)。その時も、先輩が打ち合わせに同行してくださって、私は必死でメモを取るしかない。でも、そのときに学んだのが議事録の大切さです。
たとえば、溶接ロボットの軸がコンマ1mmずれるだけでも、溶接部分に行くと誤差の範囲はさらに大きくなってしまう。それは不良品だったり、生産をストップさせてしまうことにつながります。
ものづくりの根幹を担っているだけに仕様はきっちりと詰める。決まったことは議事録にして、お互いに承認し合う。その大切さを教えてもらいました。
Q.研修で学ぶこともあるのですか?
研修も必要に応じて受けています。たとえば、名古屋支店ではガスの取り扱いがあるので、ガス販売に関する資格を取ったり、関西支店では荷受けや出荷に関わるフォークリフトの免許も取得しました。
他にも、溶接に関する資格の研修など、業務に必要な場合は会社から費用も時間も提供してもらえます。
自由度をもってチャレンジし、
週末は思いきりサッカー
Q.この会社の働きやすさは、どんな点だと思いますか?
まずは、人間関係がすごく良いところ。誰かが困っているときには誰かがフォローするし、自然と助け合う文化が備わっていると思います。
あとは、個人のノルマはなくて、チームで目標を立てて一緒に進めていくスタイルであること。案件の情報共有がしっかりできているので、自分だけで抱え込むということはないです。
理不尽なことがないのも、働きやすさにつながっていると思います。大手企業にありがちな、無意味な慣習だったり、やりたいことがあっても決裁が通らなかったり。そういうストレスがなく、自分で考えてある程度自由に動ける環境だと思います。
Q.大手企業と比べて、どこが異なるのでしょう?
大手企業の場合、たとえば「担当が違うから対応できません」みたいなことが多いのではと思います。その点、当社は、むしろ担当の枠を超えて動くのが当たり前という感じです。
たとえば、当社のピックアップ製品であるレーザー溶接機においても、お客様のところへ出向いてどんどんデモをやらせてもらって販売を進めています。扱い方もまったく知らなかったのですが、とにかく自分で使ってみて、セールスポイントを把握して、お客様に伝える。自分の裁量でいろいろなことにチャレンジできる点がいいと思います。
Q.ワークライフバランスはとれていますか?
かなり取れていると思います。いまは単身赴任中なのですが、週末は自宅に戻って、子ども二人が所属するサッカーチームのコーチをやっています。練習は朝から昼まで3時間、終わってから自主練に3時間付き合うこともあるので、土日はほぼサッカーで埋まっています。
Q.単身赴任なのに週末はサッカー三昧。どうやって?
フレックス制度と在宅勤務制度を活用しています。週末を自宅で過ごして、月曜日を在宅勤務にすることで、家族とゆっくり過ごせます。
「週末もずっとサッカーで疲れないの?」と聞かれることもありますが、オンオフの切り替えがしっかりできているおかげかすごく充実しています。
わたしのオフタイム
単身赴任ながらも、家族との時間を過ごし、子どもの成長を見守れる。自分の好きなサッカーもできるという今の環境に満足しています。
ある一日のスケジュール
※ 所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。